保育園児は振り向かない
朝、電動自転車の後ろの座席に、年長のちび弟を乗せて、
保育園に向かいます。
ちび兄弟は、どちらも保育園や学校が楽しみってことはなく、
できれば家にいたい方なのですが、年長さんになった今では、
さすがに家を出る前に泣いたり、自転車に乗りたくないと暴れたり、
保育園の門の前でぐずったり、なんてことは無くなりました。
うちの保育園では、朝、門のところに先生方がお迎えに来てくださるので、
中まで送りに行かず、バイバイすることになります。
年中さんの頃には、門を一緒にくぐり、園舎の入口まで
一緒に行くこともよくありました。
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自転車から降りて、かばんと水筒をたすきにかけ、門をくぐったら、
ちび弟は、振り返ることなく、すたすた園に入っていきます。
ときどき、先生に「行ってきます~は?」と促され、
戸惑ったようすで振り返り、小さな声で「・・・いってきます」って
恥ずかしそうに言うこともあるけれど、ノーマークの時は、
そのまままっすぐ進みます。
門を越えたら、母ではなく、保育園のこととお友達に、もう気持ちが
向かっている。
そんなまっすぐに伸びた背中を見て、毎朝、なかなか格好いいじゃん、
って、ちょっと見とれてしまったりするのです。
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