生まれ変わりセンチメンタル
小学生になってから、夜はベッドにバタンキューだった
長男ですが、夏休みになって、
放課後ルーム(学童保育)で、お昼寝をするようになり、
夜の寝つきが、とても悪くなりました。
暗い中、考え事をしていると
いろんな不安が浮かんでくるらしく、
「おかーさん、さきに、しなないでね」
「しぬときは、よにんでいっしょにしにたい」
「こわいゆめをみそう」
などと、言って、なかなか眠ることができません。
獏さんに怖い夢を食べてもらう作戦も
効果は薄いようです。
*****
先日、寝る前に、寝室に先に行っていた長男に
「おかーさん・・・」と呼ばれ、
行ってみると、ぽろぽろぽろぽろ涙をこぼしていました。
「つぎにうまれかわっても、よにんでいっしょの
このおうちがいい」
と、涙を拭いても、拭いても、
後から後から、涙が出ます。
あまりの泣きっぷりに、私は、思わず笑いながら
こう答えました。
「家族になるって、すごい強いご縁があるんだって。
だから、生まれ変わっても、同じ家に生まれることが
できるんじゃないかなぁ」
「そうなの?いまおぼえてることは、
ぜんぶわすれちゃうんでしょ?けいさんのやりかたも」
「前に生きてた時のこと、覚えてないでしょ?
でも、大丈夫でしょ?また、覚えればいいんだよ」
「あかちゃんうむのいたいんでしょ、やだな」
「・・・赤ちゃん産むのは、相当痛いね・・・。
また、男に生まれればいいんじゃない?」
「おれは、カービィにうまれたい!」
と、割り込む次男。
星のカービィは、どうしてあんなに愛らしいんだろう。
丸いからなー。
「カービィはムリでしょ?」と、笑う長男。
「おとーさんにも、いっしょのおうちがいいって、いっといて」
「自分で言いなよ」
「やだ、ねむいから」
そんなかんじで、毎晩、ぐだぐだ話しながら
くっついて寝るのです。
暑いのにね。
*****
生まれる前のことも、死んだ後のことも
私には、よく分からないけれど、
ご縁ってのは、あるんだと、私は信じています。
袖振り合うも多生の縁。
次に生まれ変わったら、親子になれるかどうかは
分からないけど、あなたに出会えたご縁は、
きっと、次にもつながっていくのだと
母は思っているんだよ。
これからも、一緒に過ごして、いろんな話をしようね~。
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