働いていてよかったこと
冬休みが終わります。
このお休みは、夫と子供たちを置いて
ずいぶんたくさん出勤しました。
私が、そもそも時短ワーカーとして働きはじめたのは、
子供と距離を置いて、育児ノイローゼから脱出するためでした。
24時間365日、子供のために自分の時間をささげる。
それは、一つのことに集中しすぎる私にとって
非常によろしくない状態でした。
たぶん、子供にとっても。
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子供を産む前に、心に決めていたことがあります。
「あなたのために自分のやりたいことを我慢した」
「あなたのために犠牲になった」
そういう母には、絶対ならないと。
人に尽くすことで、幸せを感じることができない私は
それはそれで、不幸な人間なのかもしれないけれど、
自分のために、すべてを優先し気持ちと時間を
100%を捧げる母を持った子供は、重くて大変なのではないかと。
いつか子供が巣立つとき、
「私は、子供を立派に育てました。他には何もありません」
という人間になることに、私は恐怖を感じてしまうのです。
それは、ある人にとっては一つの幸せの形かもしれないけれど。
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そうは言っても、上の子が生まれてから、1歳半で働きはじめるまでは、
自分の一日をすべて育児に費やす日々を送っていました。
赤ちゃんが機嫌よく快適に過ごすにはどうしたらいいか、
どうやったらつらい子育てから抜け出せるか、いつも考える暮らし。
どっぷりと育児につかる毎日の中で、
いろんなことが、よく見えなくなっていたと思います。
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働いていて、とてもよかったことがあります。
物理的に、精神的に、子供と距離が置けたこと。
もう一つは、夫と子供が一緒に過ごす時間が強制的に増えたこと。
専業主婦時代は、どうしても、
(母+子供)+父 っていう関係になりがちです。
私が残業したときは、子供を迎えに行ってもらったり、
休日出勤のときには、一日父子で過ごしたり、
飲み会の時は寝かしつけもお願いしたり。
二人目が生まれて、私の手が足りなくなったこともありますが、
そうしている間に、夫が遠慮なく子供と関われるようになった、
そう思います。
だって、どうしたって、子供はお母さんの方が好きなんだもの。
妻と子供がべったりしていたら、夫はどう手を出していいか
分からないよね。
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母が仕事でいなくても、泣かずに父と子で当たり前に過ごせる。
私も夫も不安に思うことなく、子供たちと一日を過ごせる。
そういう状態になるまでに、5年かかりました。
働いていなかったら、もっと時間がかかったんだろうな。
子供たちに、
「いってきまーす。
おとうさんが起きたら、お昼ご飯一緒に食べてね!」
そう言って仕事に出かけることができる冬休みに、
しみじみと、働いてきてよかったなぁ、と思ったりしているのです。
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コメント
いいお話ですね。
お母さんがあんまり頑張っちゃうと、確かに
お父さんの出る幕は無くなるし、子供たちも
自分の甘えに気づけませんしね。
・・・・
?何かコメントするつもりで来たんだけど・・
まっいいか。
ありがとうございます。手抜きばっかりです~。
シャープの洗濯機、読みましたよ笑
洗濯機が壊れた、お金は無いけど、シャープを応援したい
http://fanblogs.jp/keme/archive/328/0