ごまアレルギーに対処するということ
現在、5歳になるちび弟。
1歳過ぎに卵アレルギーを発症し、2歳半で寛解、
それと入れ替わりに、ゴマアレルギーを発症、4歳半で寛解しました。
アレルギー症状は、かゆみ、肌荒れ、咳、鼻水、鼻血、
高熱、食欲不振が、ちび弟にでた主な症状。
アレルギー症状が目立っていた3年半の間、
私は、食事の用意をするのが、毎回苦痛でした。
特に、アレルギーの原因物質が特定できなかった
2歳前後、食べなれたもの以外を食べさせるときは
いつも何か起きるのではないかと、常に心配が
頭から離れませんでした。
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でも、結局私は、下の子供に対して、積極的なアレルギー治療と
いうものはしませんでした。
『ごま製品の除去』ただ、それだけ。
かかりつけの小児科の先生が、積極的に治療する方針ではない
ということもありましたが、
私も、子供が成長すれば、症状が消えるのではないかと
ぼんやりと思っていたのと、私が面倒くさがりだったのと、
治療によって、かえって子供をつらい目にあわせるのが嫌だった、
ということがあります。
ぜんそくの子供にも使われる、抗アレルギーのザジテンを
朝晩飲ませること(忘れることもあり)、
肌は、乾燥しやすい時期に、ワセリン・ビーソフテンスプレー
などで保湿する(嫌がるときはしない)、
肌の状態が悪化した時だけ、集中的にステロイド入りの
塗り薬、デルモゾールを使い、きれいな状態を戻す。
あとは、ひたすら、除去。原因物質を食べさせないようにする。
保育園の給食室がとても協力的でしたので、
心の負担が大きく減りました。
ほこり・塵などがアレルギーの原因になることがあると
知りつつも、特に頑張って掃除することもなく、
3年半を過ごしました。
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ごま製品(粒胡麻・すりごま・ゴマ油)を食べさせなければ、
ひどい状態になることにはなかったので、
ひたすら食べさせないようにするだけでした。
小学校に入るまでには、症状が軽くなるといいな、と
願いながら、アレルギーに正面切って取り組むことなく過ごし、
保育園年中の進級準備として、血液検査を受けて、
クラス1がクラス0になっている、つまり、ゴマアレルギーが消えている
ということが、分かったのです。
現在は、積極的にごまを食べさせることはしないけれど
食べても気にしない、という生活を送っています。
特に対処していなかった、といっても
常に、ゴマアレルギーのことは考えていたわけで、
何を食べさせても大丈夫、という状態は、
こんなにも、気楽でいいものなのだ、と
しみじみ、しみじみと感じているのです。
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いつ終わるのか、と思いながら過ごした時期は、
思っていたより、ずっと早く通り過ぎてしまいました。
抗アレルギー剤のザジテンも、もう飲ませていません。
これからも季節によっては、鼻水・咳しだいで飲ませることは
あると思いますけれど。
命に係わるほどの強いアレルギー症状ではなかったけれど
私は、子供がアレルギーだったことで、
アレルギーに苦しんでいる人と家族の方の気持ちを
少しだけ理解することができました。
たぶん、ちび兄と同じように、ちび弟が
最初からなんでも食べられる子供だったら、
アトピーや、喘息体質、食物アレルギーに悩む人に対して
まったく無理解で、無神経な人間のままでいたのだろうと思います。
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私は、ゴマアレルギーと向き合って戦っていたわけではなく
ただひたすら、スーパーで食品の裏のラベルをにらみながら
ごまから逃げていただけ。
他のアレルギーと違って、寛解するまでに時間がかかる
そういう情報も聞きつつ、心配しつつも、
胡麻を避けること以外は頑張らずに過ごしました。
そして、ふと、ゴマを食べても大丈夫になるほど
子供が大きくなっていました。
だから、あまり多くを語ることはできません。
症状のひどい方からすれば、何も分かっていないと
感じるところがある文章を書いているかもしれません。
それでも、ゴマアレルギーの症状は出ると大変で
子供がかゆがり苦しむ姿を見ることは苦痛でした。
『ゴマ』が原因のアレルギーがあるんだよ、
離乳食の赤ちゃんの頃から、ごまをたくさん食べさせるのは
避けた方がいいよ、
そして、ゴマアレルギーは、子供が成長して治ることがあるよ、
食品表示義務のないゴマ製品、でも、この製品は安心して食べられるよ、
そんなことを伝えたい、
そう思って、私はブログ記事を書いてきました。
たまに、勝手に嬉しそうに、ごませんべいをばりばりと食べている
ちび弟を目にすると、ごまとアレルギーのことを
いつもいつも考えていた私と、小さい赤ちゃんだった頃のちび弟を
頭をなでて、よしよしと、抱きしめてあげたくなったりするのです。
◆ごま・ゴマ・胡麻アレルギーぼちぼち生活
ゴマアレルギー発症、症状と対処の記録です。
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コメント
涙が出ました。
1歳の娘のゴマアレルギーが発覚しました。
治りにくいと聞き、また除去もしにくく、給食も大変になるという話も聞いて、色々なホームページをみては絶望していました。
知識がなく、すりごまを不用意に与えた自分を反省し後悔していました。
でも確かに、このことが発覚してから、アレルギーの子の大変さ、親の大変さもすこしわかるようになりましたし、他の食材を普通に食べられる有り難みも感じられるようになりました。
そして、この記事を読んで、チビ子ママさんは本当に頑張って、乗り越えられたんだなぁと思って、感動しました。
本当に、よかったですね。わたしも希望をもって、除去生活、頑張りたいと思います!
あゆままさん、娘さんのゴマアレルギーが見つかったんですね。
原因を特定するまでも大変だったんじゃないですか?
除去を考えながら、お子さんをなだめながらの買い物にお料理、
毎日本当にお疲れさまです。
離乳食の本にも、すりごまたくさん出てきますもんね。
私も栄養があると思って、上の子にも下の子にも与えてきましたが、
離乳食期は避けた方がよかったんだって、後になって知って
愕然としました。
ゴマは、いろんなところに潜んでいますけど、コツを掴めば
避けるのがうまくなれますよ。
ごまは食べなくても生きていけますし、子供を見ていても
それで栄養不足になった感じもなく、すくすく育ちました。
私もネットで、ゴマアレルギーは寛解しにくいという話を読んで
絶望してたんですよ。
小学校に上がる前に、大丈夫になるとは思ってもみませんでした。
長くなるかもしれませんが、除去生活、無理をしすぎず、
気を張り過ぎずに、これは考えなくても食べてOK、ていう
食品を増やしつつ、頑張ってくださいね。
あゆままさん、ただでさえ離乳食、幼児食は大変ですもの。
なるべく手が抜ける方法、楽にできる方向を探してくださいね。
コメントありがとうございました♪
数年前の記事にすみません、今日、息子の一歳の誕生日に、息子のごまアレルギーが確定しました。
前に大人のおかずをつまみ食いされたときにあやしい症状が出ていましたが、誕生日に確定になるなんて…
お医者さんには、ごまは一生ダメかもしれないと言われましたが、このブログに救われました。ごまを除去するのって、大変そうですが、地道にがんばっていこうと思います。ありがとうございます。、
ささささん、息子さんのお誕生日、おめでとうございます!
一年間子育て本当にお疲れさまでした。
離乳食もすすんでだんだんと幼児食ですね。
自分で食べたいとがんばって、食べ散らかしの時期でしょうか?
一日に何回もあり、毎日のことですから、どうか無理なさらず、
手を抜けるところはなるべく抜いて下さいね。
アレルギー症状が出たとき、きっととてもショックを
受けられたのではないでしょうか。
アレルギーの原因物質が確定できてよかったですね。
今は成分表示にゴマが記載されるようになったので、
除去もしやすくなってきたかもしれません。
外食はやはり気をつけるとことが多くなってしまいますけれど
イタリアンファミレスなどは安心して食べられるものも多いので
たまには息抜きに使うのもいいかもしれません。
子供の記録が、ささささんのお役に立てたなら幸いです。
いつアレルギーが寛解するのかしないのか分からないですよね。
肩に力を入れすぎずに、長い目で見てお付き合いしていって下さいね。
書き込んで下さり、ありがとうございました。