キャラクターグッズ~育児の理想と現実のはざまで
私自身は、子供のころキャラクターグッズというものに
まったく興味がなく、大人になり、自分の子供が生まれても、
キャラクターの入った服や小物は持たせないつもりでいました。
シンプルでこざっぱりとしたデザインのものがいい。
そんな理想は子供が育つうちに、どんどん崩れていきました。
子供には木のおもちゃで。質のいいものを。
しかし、我が赤ちゃんは、木でできたシンプルで控えめな
おもちゃには目もくれず、音が出たり、光ったりする、
派手な色のプラスチックのおもちゃを離しません。
そのうちカラフルなプラスチック製品がどんどん家に増え、
かさばってきます。
木の列車より、圧倒的に人気の電池で動くプラレール。
木の積み木より、組み立てて手に持って遊べるレゴやダイヤブロック。
少し大きくなると保育所のお友達が持っているキャラクターグッズ
が気になり始めます。
テレビでやってるっておともだちがいってた!みたい!
そして見始めるスーパー戦隊や仮面ライダーにポケモン。
子供向けTV雑誌。ヒーローが持つ武器のおもちゃ。
いつの間にか増えていく、ごちゃごちゃした玩具たち。
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そんなとき、親としてはどう対応するか。
おおまかに二つの方針に分けられると思います。
・できるだけ子供はキャラクターから遠ざける
・子供が欲しいものを与える
私の場合は禁止せず、子供が選んだものを与えるように
してしまいました。
誕生日などの機会に、こういうもので遊んでほしいという
ものをプレゼントにしても、ものすごくウケが悪い。
結局遊ばない。もったいないんだもん。
どうせなら本人が喜ぶ贈り物じゃなきゃ意味がない。
そして、イヤイヤ期のお着替えに絶大な効果を発揮する、
キャラクターが入った衣類や小物。
靴下を履きたがらない、下着を着たがらないちびっこも、
自分で身につけようとしてしまう、キャラクター衣類!
保育園の入り口で泣きわめく子供も、お友達とお揃いで
ちょっと元気がでるヒーローバッグやバッジ。
もういっか、私の理想や好みはともかく、キミがスキで、
持っているだけで、ゴキゲン元気に保育園行ってくれるんなら、
いいよいいよ、それにしようよ!楽になろうよ!そんな気持ちで、
増え続けてしまったキャラグッズ。
私の中でも、下着や靴下、園の小物はOK、でも、上に着る服はNG、
というような基準はなくもないのですが。
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家を見渡してみると、明らかに私の理想としたシンプルですっきり、
なるべく物を持たず、創意工夫で質の良い育児なんてものが、
もろくも崩れ去った状態がよくわかります。
ま、いっか、子供たちがにこにこ楽しく元気なら、
と、自分をちょっとなぐさめてみたりするのです。
保育園卒園を前に、もうウルトラマンとかじゃなくて、
おにいちゃんぽくしたい、と、ちび弟が言っています。
そろそろキャラクターグッズから、脱出できるかな?
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