乾パンにはごまが入っている~アレルギー児の非常食
以前も書いたことがあるのですが、保存食のカンパンに
ゴマが入っていることに気づいたのは、下の子供の
ゴマアレルギーが寛解した後でした。
保育園のおやつに、たぶん期限切れが近い乾パンが出たのは、
当時、アレルギーのクラス値が0になったものの、様子見で
胡麻の除去をまだ続けている、そういう時期でした。
食べても別になんてことは無かったんですが、これが、
アレルギー症状がまだ出ている頃、災害避難所でゴマに気づかずに
食べて起きたできごとだったら、大変だったと思いました。
咳・鼻水・鼻血・高熱・肌のかゆみ・じんましん・腹痛・嘔吐。
お医者さまがいるかどうかも分からない、
薬が手に入るかも分からない災害時に、誤食して
アナフィラキシーのショック症状が出てしまったら。
そんなことも、アレルギー児の保護者の方は考えておく必要が
あるのだろうな、と思います。
アレルギー症状を引き起こす食品に気づいて避けることができても、
配布される食品の中に、食べられるものがない、そんな状況も
あるでしょう。
混乱時には、食品に含まれる成分がはっきり分からない、
食べて大丈夫かどうか確認できないことも多いかもしれません。
乳幼児に多いのは、卵・乳・小麦アレルギーですが、
ご自分のお子さんの症状に合わせて、備蓄してあげてください。
粉ミルクも避難所で配られると思いますが、
ミルクアレルギー用ミルクの配布までは、時間がかかる場合も
あるでしょう。
常備薬、スキンケア用の薬も、いつでも持ち出せるように
しておいたほうがいいと思います。
*****
お子さんの食べやすいもので、保存のきく物であれば、
乾パンである必要は全くないわけです。
ゴマアレルギーであれば、ゴマの入っていないビスケットの
缶詰などもいいと思います。
最近では、柔らかいパンの缶詰もあります。
卵成分不使用のパンの缶詰も。
乳・小麦アレルギーなら、アルファ米を。
(※このシリーズは、メニューによっては、乳・小麦成分が含まれます)
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他に、大豆アレルギーや、ぜんそくなど、頭の痛いアレルギーは
たくさんありますが、ただ心配するだけではなく、
災害時のアレルギー対応、除去食についてどうするか、
時々は考えて、備えておく必要があるのではないかと思っています。
◆災害時に備えたアレルギー疾患への対応・・・アイピーディー
~アレルギー疾患のある子どもは大災害発生時に災害弱者となる~
◆災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット
・・・日本小児アレルギー学会
1.ぜんそく
2.アトピー性皮ふ炎
3.食物アレルギー
■震災対策の知恵袋
パンの缶詰やアルファ米他、たくさんの非常食の食レポがあります♩
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コメント
まだ子供が小さかったとき、
ミルクは非常持ち出し袋に入れてました。
母乳が出るならそれがいいんでしょうけど、
普段出てても、そういう災害時にはショックで出なくなる、
ってことがあるみたいなんで。
うちは息子が最近ぜんそくの症状が出てきてるんで、
薬は必ず持ち出さなくては、って思ってます。
きっと人が大勢いる場所だと、発作がおこると思うんですよね。
先週、USJで発作おきましたから・・・。
うん。避難所だと発作、出ることも多いみたいだよね。
お出かけ先で発作、驚いたよね。薬、持っていたのかなぁ?
きっと大変だったよね・・・。
もう授乳の時期はとっくに過ぎたけど、私も、大勢人のいるところで
落ち着いて授乳は、できなかったかもしれない。
逆に、落ち着かない赤ちゃんを抱えて、泣かせたくなくて
授乳しっぱなしだったかもしれない。
常備薬は、いつでもさっと持ち出せるようにしなきゃね。
ぜんそくも長いつきあいになりそうだもんね。
身体がだんだん丈夫になって、発作がでなくなるといいね。