進化する子供
三人でのサッカー特訓に飽きたので、自転車に乗って、
アスレチックのある大きな公園に移動しました。
前は手をつないで渡ったつり橋も、
ひざに乗って降りた滑り台も、
お尻を押してとねだった登り綱も、
いつのまにか、自分でできるようになり、
ちび兄弟は、走って勝手に遊んでいます。
自分の力でできるよ、と語るように。
その背中は、ぴかぴかキラキラ光って見えて。
私もあんなに光ることができている?
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いつのまに、私から離れて遊べるようになったんだろ?
なんて考えていたら、駆け寄ってきて、
ぎゅうっと抱きついて、また、走って行った。
私は、彼らの小さな基地なんだ。
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公園には大きな鯉のぼり。
ああ、うちのも、出さなきゃね。
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