心を静かに
ちび弟の通う保育園では「キリスト教の精神にのっとって」
保育活動がされています。
十字架があったり、イエス様やマリア様の像があったりすることは
まったくないのですが、お祈りをしたり、讃美歌を歌ったりはします。
お祈りの最初に、いつもある言葉。
『心を静かに』
そうして、子供たちは、ぎゅうっと目をつぶり口を閉じ、
胸の前で腕を交差させ重ね、先生の言葉に耳を傾け、
その後、みんなでお祈りの言葉を一緒に言うのです。
私は、この子供たちが一所懸命に目を閉じて
お祈りする姿が大好きだったりします。
そして、この言葉を聴くたびに、自分の心が
子供たちより、はるかに落ち着いていないことを知るのです。
『心を静かに』
大きく息をすって、散り乱れる心を目を閉じて観察し、
静かな心で動いていきたいと、
その言葉を考えるたびに思うのです。
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