傘が下手
先日、小雨が降る中、ちび兄小学二年生と傘をさして
歯医者に行ったんです。
保育園時代の送迎は、雨の日もかっぱ上下で自転車だったため、
傘を持って歩くことって無かったんですよね。
今どきのジュニア傘は、透明な窓がついてるので、ちょっとは
前が見やすかったりします。
一年生になって、はじめの頃、雨の日に一緒に登校したら、
やっぱりさし方が危なっかしくて・・・。
今まで傘持って歩くこと、無かったからなぁ、
って、しみじみ思いました。
でも、黄色い雨用のランドセルカバーが、なかなかいい仕事を
しているようで、教科書やノートをびしょびしょにして
帰ってくることはありませんでした。
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二年生になって、少しは上手くなってるかな？
って思ったら、やっぱり危なっかしいったら。
振り回して、ろくに身を隠せていません。
「すずしい～」って笑ってます。
しかも、高速回転させてたり！
「まさか、いつも傘さしながら、そうやって回してる？」
「うん！こうそくかいてん♪」
「周りの人に飛び散った水がかかって、ご迷惑なのでやめて下さい」
「はっ、そうなのか！わかった！」
「どうせちゃんと差してないんだから、たたんじゃったら？」
「へいき～♪」
・・・どこが平気なんだか。
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そして、前方に大きな水たまり。
長靴だし、入るんだろうなー、入るよなー、と思いつつ、
先を歩いて振り返ると、ちょっと考えた後、
じゃぶじゃぶっと水に入りました。
「ズボンのすそがぬれてつめたい～」
案の定。
「もー、これからすぐ歯医者なんだから、冷たいまま我慢しなよ」
あーあ。
その後も、つい傘を回転させて、はっとしてやめたり。
たまには一緒に雨の中歩いて、指導しなきゃなぁ笑。
傘をまとめるときは、傘を中心に紐を持って、
自分が周りを回っていました。
「だって、たのしいんだもん」って。
最近、傘の骨が曲がったから新しいの欲しいって言ってたけど、
買ってやらない。どうせすぐ曲げちゃうでしょ。
あきれて、もうなんだか笑ってしまいます。
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私も、小さい頃、傘で水たまりの水すくってみたりしてたから
人のこと言えないかぁ。
もっと小さいころ、ちび兄弟が大雨の朝、
保育所の前の大きな水たまりで遊び始めてしまい、
あまりに楽しそうで、全身着替え覚悟で、気のすむまで
遊ばせてたことも、あったっけ。
会社、遅刻したけどね。もちろん。
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雨の日って、ちょっと楽しくて、ノスタルジック。
よつばちゃんも、小岩井さんに、傘が下手って言われてたなぁ。
（よつばと！5巻 32話 よつばと あめ）
「よつばと！」は、ときどき妙にリアルで、読んでて
泣きそうになりながら笑ってしまう。
子供の今は、私の昔で、今なのに懐かしくて涙が出る。
ちびこらを育ててなかったら、思い出せなかったかもしれない感情。
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そんなことを雨の中、子供と一緒に歩きながら思っていたのでした。
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