大きな地震で止まったガスを自分で簡単に復帰させる方法
三年前、3.11の震災の後、京葉ガスを使っている我が家と
ご近所さんで、ガスが止まって使えなくなりました。
うちのガスメーターは、気がついた夫が、私の帰宅前に
さくっと復帰ボタンで復帰させていたのですが、ご近所さんは
ガスの供給自体が止まっていると思い込んでいたため、
翌日までガスを使うことができず、とても不便だったそうです。
自分のための覚え書きもかねて、ガスの復帰方法と注意点を
メモしておこうと思います。
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◆ガスメーター(マイコンメーター)には、震度5程度の揺れで
ガスを停止させる安全装置が内蔵されています
ガスメーターは、ガス使用量の計測をしているだけではなく、
ガスの異常を感知して遮断する安全装置も内蔵されています。
戸建て住宅だと家の周りに、マンション、アパートなどの
集合住宅では、メーターボックスの中に設置されています。
大きな地震(震度5程度)が起きた場合、自動的にガスがストップ
しますので、慌てて火を消そうとせずに、まず机の下に身を隠すなど、
自分自身の安全確保を最優先してください。
(大きな揺れが収まったらガスの火を確認してください)
◆復帰前に、ガス臭くないか十分確認します
ガスの臭いがする場合は、ドアや窓を大きく開け自然換気し、
ガス栓やメーターガス栓を閉め、すぐにガス事業者に連絡します。
復帰作業はしないでください。
◆復帰方法
地震の揺れが収まり、ガス漏れもない場合は自分で復帰が出来ます。
長時間、煮込み料理をしてガスが止まった場合なども同様に。
まず、ガスメーターを見に行ってみましょう。
赤いランプが点滅し、ガスが止まっていることを確認します。
次に、ガス機器を全部止めます。屋外の機器も忘れずに。
このとき、器具のガス栓は閉めますが、ガスメーターについている
メーターガス栓は閉めないようにします。
復帰ボタンのキャップを左に回して外し、奥までしっかりと
ボタンを押して、ゆっくり離します。キャップを元に戻します。
約三分経つと、ガス漏れの確認が終わり、ガスメーターの
赤ランプの点滅が消えます(その間ガスは使わない)。
点滅が消えていれば、ガスが使えるようになっています。
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不明点がある場合は、自分で勝手に判断せず、お客様コールセンター
などに連絡してくださいね!
【参考記事】
●ガス機器を使用中に地震が起きたら~ガスの安全見直し隊(経済産業省)
●緊急時のガスのストップと復帰~ガスの安全見直し隊(経済産業省)
(ガスメーター復帰操作を動画で見ることができます)
●ガスメーターの安全機能~京葉ガス
●ガスメーターの復帰方法~京葉ガス
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コメント
こんばんは[Em96]
そういえば今の家に引っ越してきた時、ガスを開通するのに
東京ガスの人が来て、ガス復帰方法も説明をしてくれました。
でもすっかり忘れていました。
かこさんの記事を読まなければ、思い出さなかったかもしれません。
地震以外でも、ガズメーターに何かがぶつかると振動で止まってしまうと
聞いた気がします。
ガスが止まったら、まずはメータを見に行った方がいいですね[Em151]
ガスが使えないと不便なんですよね。お湯も出なくなるし。
揺れで止まることがあるってことと、復帰ボタンで使えるように
できるってことを頭の片隅に置いておけばいいんじゃないでしょうか。
前の家で、弱火で煮込み料理してて、ガスが止まって慌てたことが
ありました。休み休みやらないとw