ちびこといっしょ

二歳差・保育園卒・小学生のちび兄弟。育児と仕事と日常の話。ゴマアレルギーも。

息子が恋人?

世間には、子供が自分の分身、とか
息子は小さな恋人、なんていう人がいる。

それはそれで、とても幸せな関係なのだとは思うのだけれども、
私は、子供たちがおなかにいた時から
赤ちゃんが、自分の一部だと感じたことは一度もない。

私の身体を貸している。そんな感じ。

お腹の中でごにょごにょ動く赤ちゃんをにょこちゃんと呼んで
私はいつも不思議で面白いなぁと楽しんでいたものだ。

*****

お腹から出てきた赤ちゃんは、
私にとって、一番身近で大切でお世話すべき他人だった。

それなのに、赤ちゃんは、私の生活に24時間介入し
いつでも自分を一番に扱え、と訴えた。

他人と距離感がないとやっていけない私は
ずかずかと踏み込んでくるその姿に
恐怖のような感情さえ覚えたものだ。

何があっても、私のことが一番好きで
いつも近くにいてほしいと、ひたすらに叫ぶ存在を
愛しいと思うことができれば、幸せに過ごせたのかもしれない。

もしくは、自分の一部だと思えることができれば、
少しは楽に過ごせたのかもしれない。

そんな風には、ちっとも思えなかったけれど。

そして、そんな風に思えない自分に、思い悩んだりもしたけれど。

*****

今、長男は6歳、次男は4歳。

彼らは、今でも無条件に私を愛してくれている。

そして、彼らは、自分自身の意思を持ち、
自分で歩き、自分で遊び、自分で生きていける力を持ち始めている。

彼らには、個性がある。
私の一部であるはずがない。

そして、彼らは、これからも
私の一番大切で、身近な他人であり続けると思うのだ。

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