育児と仕事
私が理系の大学にいて、就職活動していたとき考えていたこと。
結婚しても、出産しても「一生続けられる」会社に技術職で入ること。
私は望み通り、産休制度も短時間勤務制度もある
大きい企業に就職しましたが、その技術職が残念ながら肌に合わず、
夫と私の職場が遠く(会社から会社まで3時間以上)、
通勤時間がとても長かったこともあり、三年で辞めてしまいました。
辞めた頃は、出産予定なんて、まだまだなかったんですけどね。
でももし、そのまま仕事を続けていて、子育てと両立しようとしても、
通勤が片道一時間半以上かかるフルタイムワークでは
やっていけなかったと思います。
これが、近くに親がいれば、また違った話だったかもしれませんけれど。
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今、その最初の技術職、LSI設計のソフトウェア&ハードウェア開発職に
復帰しようと思っても、無理だと思います。
私が、第一子出産後に働いて気づいたのが、
もし、状況が許すなら、産休制度や短時間勤務制度を
たとえ周囲に図々しいと思われようとも、めいいっぱい利用して、
働き続ける方が、圧倒的に収入が多かったんだ、ということ。
一度やめてしまうと、扶養控除前後、
年収100万を超えられない生活が待っています。
年収300万円以上の職業に就くことは、かなり難しいと思います。
あるいは、夫の転勤についていったり、
ブランクがあっても再就職しやすい、資格職がよかったんだなー、と。
経理・看護・薬剤師など。
こんなこと、学校じゃ習わなかったもんな。
気づきもしなかった。
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第一子・第二子出産後、私は幸い、パートタイム派遣で
東京都内のWEB系の事務職に採用してもらうことができました。
ぎりぎり扶養控除内、勤務時間は10時~16時(17時)、週3,4日勤務。
はっきり言って、保育料とトントンって言うか、
むしろ赤字なくらいでしたが、それでも私は、
子供と離れる時間があり、自分の能力を使って、
収入を得ることができることで、赤ちゃん孤育ての闇から救われました。
仕事もそこそこ、平日にお休みもある
『パート派遣』という勤務体系が、私には当時とても助かりました。
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今は、東日本の震災の影響もあって、
何があっても歩いて帰宅できる仕事です。
震災の日、私は品川から船橋の自宅に帰宅できず、
夫が子供たちを迎えに行きました。
その後、派遣契約が切れたとき、改めて都内の仕事を
探す気持ちにならなかったんですよね。
派遣の仕事自体も少なかったし。
今でも、大きめの地震が起きるたびに、近くの仕事で
よかったなぁ、って思うんです。
自転車で通勤、ランチタイムの飲食業でアルバイト勤務です。
パソコンに向かって作業するような仕事の方が
本当は性に合っていると思うんですけれど、
この子供たちを送り出して、一息ついてから仕事に行け、
明るいうちに子供たちを迎えに行ける、という状況が
とてもありがたいのです。収入は少ないですけどね。
年々保育料は下がって、年々給料も下がって、
ずーっと、トントン、あるいは赤字です笑。
レストランの仕事も好きなんですよ。
震災後、一年間ぐらい仕事が安定しなかったので
安定して働ける今の状態は嬉しいです。
でも、あと一年経って、下の子供が保育園を卒園して
小学生になったら、どうしようかなぁ。どうなるのかなぁ。
やりがいと、収入と、家族と過ごす時間と、自分の時間。
今は毎日、子供たちとゆっくり過ごせるのがありがたいけれど。
優先順位をどこに置くのか、ということなんですけど。
「自分の能力を活かして収入を得たい」
レストランの仕事を収入の核にして、在宅の仕事をプラスしていくか、
事務職に復帰するのか。できるのか??
贅沢な悩みかもしれませんね。でも、長い人生ですもの。
私はこれからどうやって働いて行こうかな、って
考えてしまうのです。
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コメント
子育てしながら仕事をするっていうのは、
何かと難しいでしょうね。
そう思うと、資格って素敵だなぁ、なんて。
昔、もっと考えればよかったとも、思いますが、
私としては、特に外で働きたいという希望はないんで、
今はあまり不自由はしていません。
しかし、もし主人が働けなくなって、自分が働かなくてはいけなくなったとき、
私は家族4人を支えていけるのか、とちょっと不安になります。
旦那がいつまでも元気に働いてくれることを祈りたいです・・・。
資格もあればいいってものでもないしねー。
再就職に結びつく仕事じゃないとなぁ。
お父さんが元気で働いて、お母さんが家でにこにこして。
それで回っていくおうちは、それで素敵だと思うよ~。
たしかにリスクの分散ってことを考えると、
共働きのほうがいいのかもしれないけどね。
フルタイムで働くと、それはそれで時間に余裕が無かったり。
難しいねぇ。それぞれの家のあり方でいいとは思うけれど。